第三部

ドリルとは?

ドリルとは、マーチングの一種です。マーチングには屋外で行うものや体育館で行うものなどさまざまな形がありますが、ドリルは「ステージ」という限られた空間の中で歩き、舞い、そして華麗に演奏する点に特徴があります。音楽を奏でながら、曲の流れに合わせて隊形を変化させたり、旗を用いて演技を行ったりすることで、ステージは常に表情を変え、観る人をドリルの世界へと誘います。本定期演奏会では、第三部にてこのドリルステージを披露いたします。

ドラムメジャー挨拶

ドリル練習を仕切る立場としてこれまで私が一番意識してきたのは、ドリルが全員にとって「楽しい」ものであるようにすることです。私自身、この団体に入部したのも、この役職に就任したのも、ドリルの楽しさが大きな理由でした。
他にも様々な活動がある中でありがたいことにドリルに意欲をもってくれている部員がたくさんいます。それに応える意味でも、楽しくあることは何事にも先立つ忘れるべからざる初心だと考えています。
この考えを胸に、基礎練習ではプレイヤー同士の意見交流を促進したり、曲練習では隊形作成の裏話を共有したりするなど、参加していて楽しい変化のある練習とすることを心がけてきました。
今年は25人の一年部員を迎え非常に大人数のステージを披露できることとなりました。ここまで大きな団体へと成長できたことを、これまで歴史を繋いでくださった先輩方と応援し続けてくださった観客の皆様に感謝いたします。
我々がステージに紡ぐ軌跡に、どうぞご期待ください。
ドラムメジャー 宮崎拓真

ガードチーフ挨拶

本ページをご覧いただきありがとうございます。
カラーガードとは、ドリルステージにおいて旗やライフルを用いて音楽を表現するビジュアルアンサンブルとも呼ばれるパートです。音楽の世界観を深め視覚的にも華やかさを生むことのできる、ドリルに不可欠な存在です。
本年度は総勢14名の大人数で活動してきました。学年を超えて心を揃えることを目指し、全員の操作がぴたりと揃った時の迫力は圧倒的です。
一人一人が活動を楽しみ、表現を磨こうと試行錯誤してきました。その過程では地味な基礎練や体力作り、しなやかな身体の使い方の習得など、一見ステージでの演技とは直結しないものもあります。長時間の練習の中ではテンションが下がることもあったと思います。そのような中でも互いに励まし合い、楽しい瞬間を見つけて確実にレベルアップしてきました。定期演奏会ではその成果を存分にご覧いただけるかと思います。
光る個性と全員での調和を合わせ持つ、かけがえのない14人の演技をお楽しみください。
ガードチーフ 國澤史織

第三部 ドリルステージ

Opening Stage

Malagueña
作曲:Ernesto Lecuona 編曲:Jay Bocook

ドリルステージの幕開けを飾るのは、「Malagueña」。ポップスやジャズなど幅広いジャンルで親しまれ、現在ではマーチングの世界でも数多く演奏される定番曲です。
華やかなtuttiのサウンドで始まると、トロンボーンとカラーガードによる雄大なソロ、そこから迫力満点のバッテリーソリ、目まぐるしく変化する隊形と続き、ラストは演奏・隊形・カラーガードがすべて重なり合う圧巻のクライマックスを迎えます。
ドリルステージ一曲目から、皆様を「Malagueña」の世界へ引き込みます。どうぞお楽しみください。

Uptown Funk
作曲:Mark Ronson, Bruno Mars 編曲:Jay Bocook

「Uptown Funk」は、イギリス出身の音楽プロデューサーMark RonsonがBruno Marsをフィーチャーし、2014年に発表した楽曲です。ファンクやソウルのエッセンスを取り入れた本曲は、日本でも自動車のCMソングなどを通して広く親しまれています。
軽快なリズム、弾むベースライン、鮮やかなホーンセクションが生み出すグルーヴは、聴く人の心と身体を弾ませます。今回は、その躍動感を吹奏楽ならではの迫力あるサウンドでお届けします。メンツによる直線的なモチーフや、傘を用いたカラーガードのソロ、両者が呼応するアクションにもご注目ください。

Cantus(Song of Aeolus),Adiemus
作曲:Karl Jenkin 編曲:Tom Wallace

オープニングステージの最後には、カール・ジェンキンスの名曲をメドレー形式でお送りします。
一曲目『Cantus: Song of Aeolus』は、風の神アイオロスをモチーフとした楽曲です。緩やかな音楽に乗せたカラーガードの華麗なソロから始まり、突如として激しさを増すメンツによる隊形変化と演奏で、刻一刻と表情を変える風の様子を鮮やかに描き出します。
二曲目『Adiemus』では、一体となった迫力ある動きで、邦題『聖なる海の歌』が表すような壮大な海の情景を表現します。十数本もの旗が一斉に空へ舞う圧巻の演技も必見です。
神秘的な旋律に乗せて演じられる、幻想的なカール・ジェンキンスの世界観をどうぞお楽しみください。

Cheerleaders Collaboration

とくべチュ、して
作曲:浦島健太・菊池博人 編曲:郷間幹男

本年度の定期演奏会では、「Cheerleaders Collaboration」と題し、吹奏楽団のドリルとチアリーダーズのダンスやスタンツを織り交ぜた、一夜限りの特別なステージをお届けします。
今回披露するのは、=LOVE(イコールラブ)の「とくべチュ、して」。可愛らしくキャッチーな楽曲の世界観を、チアリーダーズの華やかなダンスとスタンツ、吹奏楽団の迫力ある演奏とドリルで表現します。音楽と動き、両団体それぞれの個性が融合した、元気いっぱいで笑顔あふれるステージを、ぜひ最後までお楽しみください!

Battery Stage

HPG Street Cadence
作曲:Timm Pieper

聴いていて心地よいスピード感と、打楽器ならではの力強く豊かな響きが魅力の一曲です。スネアドラム、クイント、バスドラムが奏でる軽快で立体的なビートと、シンバルの華やかな音色が重なり合い、楽器ごとの個性が活きた素敵なアンサンブルをお届けします。
今回のステージでは、楽曲の展開に応じた体形変化や、要所要所に魅せるちょっとしたアクションなど、視覚的にも楽しめる要素をアクセントとして取り入れました。6人という少人数だからこそ際立つ密なチームワーク、そして全員の息がぴったり重なる一体感のあるパフォーマンスにご注目ください。

Guard Stage

Happily Ever After
作詞・作曲:Adam Watts, Andy Dodd, Melissa Peirce

この曲は、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド内で上演されていたナイトショーで使用されていたものです。題の「Happily Ever After」とは、日本語で言う「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」のような御伽話の最後に出てくるお決まりのフレーズです。曲中では三、四年生から一年生に旗が受け渡されたり、演技する人数が増えていったりという演出によって物語がより華やかに続いていく様子が表現されています。14人の息が揃った全体操作はもちろん、学年ごとに演技をするパートではそれぞれの個性や絆にもご注目ください。

Main Corps

How to Train Your Dragon
作曲:John Powell 編曲:Michael Brown, Will Rapp

『How to Train Your Dragon』(邦題:ヒックとドラゴン)は、イギリスの作家クレシッダ・コーウェルによる児童文学を原作とするアニメ映画です。
物語の舞台は海の彼方にあるバーク島。ここに暮らすバイキングたちは、日々襲いかかるドラゴンの群れと戦い続けています。主人公の少年ヒックも立派なバイキングになるべく奮闘していましたが、ふとしたきっかけから1匹のドラゴンと友情を育むようになります。そんなヒックが夢見るようになった、人とドラゴンのあるべき姿とは·····
勇猛なバイキングと強大なドラゴン、危険な海の旅に優雅な空の世界など、色彩豊かな映画の世界をメンツの迫力ある隊形変化やガードの繊細な旗捌きで表現します。一糸乱れぬ全体アクションや、ステージを締めくくるカンパニーにもぜひご注目ください。
ヒックとトゥースの繰り広げるストーリーを思い浮かべながらご覧いただければ幸いです。

ドリルステージの魅力、伝わりましたでしょうか?
定期演奏会にはまだまだ言葉では表現しきれない魅力がたくさんあります。
是非、会場でお会いしましょう!!