ドリルについて

ドリルとは?

この定期演奏会では第3部ドリルステージにあたります。とはいえ、ドリルって何?というあなた。小学生の嫌いなものでも、DIYのお供でもありません。応援部吹奏楽団におけるドリルとは“マーチングの一種”です。マーチングは外でやるものも体育館でやるものもありますが、ドリルはステージという限られた空間を使って歩き、舞い、そして華麗に演奏をして観客の皆様をとりこみます。簡単に言うと、「メンツの演奏&隊形変化 + カラーガードの旗やライフルを使ったパフォーマンス」で音楽を視覚的に魅せるものなのです!ちなみにメンツはさらにホーンズ(いわゆる管楽器)とバッテリー(いわゆる打楽器)に分かれています。
ドリルステージの注目ポイントをご覧ください。

Firework

ドリルステージの幕開けとしてお送りいたしますのはKaty PerryのFireworkです。2010年にリリースされた彼女の代表曲とも言えるこの曲は、様々な逆境に負けることなく各自が内に秘める才能や力を開花させるという内容で多くの人を勇気づけてきました。
曲の序盤ではメンツ、カラーガード、チアリーダーズそれぞれの見せ場、中間部ではクラリネットとフルート、カラーガードのソリ、最後には3つのパートが揃ってのメリーとカンパニーで締めくくります。応援部だからこそできる華やかかつ力溢れるステージをぜひお楽しみください!

The Incredibles - Part 1

「The Incredibles」は、ピクサー映画「Mr.インクレディブル」の劇中歌です。普段は「普通の人」として暮らす主人公一家が、黒い仮面と赤のヒーロースーツを身に着けると一変、街の危機に立ち向かいます。
今回はヒーローの登場シーンとして、「The Incredibles -Part1」をお届けします。情熱にあふれたスーパーヒーローが街を救うパワーと勢いを、繊細ながらも大きくスピードに乗った隊形変化と、カラーガードのダイナミックな旗さばきで表現します。サックスとカラーガード2人によるソリにもご注目。三分間、皆様をインクレディブルな世界へと誘います。

Take On Me

ノルウェーのシンセポップ・バンドa-haの「Take On Me」はアメリカのポップシーンに旋風を巻き起こした、80'sカルチャーを象徴する一曲です。
原曲で印象的なリフはさまざまな楽器によって再現され、憂いを帯びたメロディはマーチングにふさわしい華々しいアレンジとなっています。160を超えるテンポで演奏される楽曲の疾走感やエネルギーに合わせ、26人のメンツと6人のガードで描き出す大きな図形がさまざまに変化していきます。
冒頭のバッテリーや、メンツ・カラーガード揃ってのアクション、チアリーダーズとカラーガードによる絡みダンスも必見です。曲名を連想させる場面や、ダイナミックな音量変化と曲調変化にもぜひご注目ください。
メンツ・カラーガード・チアリーダーズ全員で作り上げるオープニングステージのフィナーレ、一瞬も目を離すことなくご覧ください。

The Musical Elisabeth/ミュージカル『エリザベート』より

「エリザベート」は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリザベートの実際の生涯をモデルにした、ウィーン発のミュージカルです。
類なき美貌を誇り、自由を愛したエリザベートは、ある日綱渡りのロープから落下し意識不明の重体に陥ってしまいます。そんなエリザベートを死の世界に誘おうとした黄泉の帝王トートですが、死の口づけをしようとしたその時、エリザベートの生命力あふれるまっすぐな目に心を奪われます。エリザベートと、彼女の愛を求め続けるトート、彼女への愛を伝え続ける夫の皇帝フランツ、その他個性豊かな人々との人間模様の中で、物語は進んでいきます——滅亡の帳が降りる帝国と共に訪れるエリザベートの“運命の日”に向かって——。エリザベートは果たして生涯をかけて何を求め、何を愛したのでしょうか。
今回のMain corpsでは作中より「プロローグ」「夜の舟」「退屈しのぎ」「遠慮は無用」「死の舞」「フィナーレ:私だけに」のメドレーをお送りします。
今のメンバーでできる最後のドリルステージを心ゆくまでお楽しみください!

ドリルステージの魅力、伝わりましたでしょうか?
定期演奏会にはまだまだ言葉では表現しきれない魅力がたくさんあります。
是非、会場でお会いしましょう!!