主将挨拶


東京大学運動会応援部主将
長尾翼

平素より弊部に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。本年度、東京大学運動会応援部第77代主将を務めます、長尾翼と申します。以後、どうぞよろしくお願い申し上げます。

本年度の応援部全体方針を「熱誠」と致しました。この一年私自身がどの様な部活動にしていきたいかという想いをこの方針に込めましたので、手短になりますが是非最後までお読み頂ければと思います。

大前提として様々な活動や行動において誠意を持ってほしい、と考えております。部員バッジをはじめとする、大学名・団体名が明記されたカバンや服装を身につけている以上、「東大応援部」として見られていることを意識する必要があるかと存じます。そして東大生の中における「模範的な学生」となっていかなければならないとも考えております。それはどういうことかと申し上げますと、東京大学のさまざまな部活動を応援させていただくにふさわしい応援団体・部員とならなければならないと考えております。そのためにも、挨拶や返事、礼儀作法といった、人間としての根幹的なところを誰よりも意識して行い、誰からも認められ、逆に応援されるようになって欲しいと思っております。具体的に申し上げますと、弊部の練習拠点である駒場キャンパスの基本的な出入り口が正門のみであり、そこに必ず守衛さんが立っていらっしゃいます。しかし残念ながら、守衛さんに挨拶をする学生はほとんどいません。そのような中、応援部員が積極的に挨拶を行うことで、守衛さんだけでなく、東大生や地域の皆様に認めていただけるのではないか、と考えております。

また何よりも応援部員としての誠意を持ってほしい、と考えております。三つのパートから成り立っている部活であり、また活動も多岐に渡ります。その為、個々人のモチベーションも様々であるかと存じます。その中で、各パートの練習だけではなく、応援活動や業務などにおいても「与えられたものの必要最低限をやればいい」といった受動的な姿勢ではなく、能動的に、自発的に動いてほしいと考えております。自発的な働きかけが、応援させていただく相手に対する誠意になると思っております。

そして応援部である以上、それらに熱意を持って、+αを行い、応援部を進化させてほしい、進化していきたいと考えております。

今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。