活動報告

神宮観戦記 対早稲田大学戦


ドラフト会議が間近に迫る中、春のリーグ戦や前カードの立教戦でアピールできず、挽回を図る早稲田大学の徳山投手は初回から140キロ後半を記録するなどエンジン全開で、東京大学は思うような攻撃をなかなかさせてもらえませんでした。早稲田大学は主将・丸山選手の一発で先制し、熊田選手が四球で出塁すると徳山投手が本塁打を放ち、流れが一気に変わりました。ここが本日のキーポイントであると思います。事実、この回から6イニング連続で早稲田大学は得点し続けます。また東京大学としては相手投手に打たれたのが非常に痛かったです。野球は投手が勝敗を8割方決めるといわれ、かつ投手が主導として始まるスポーツである中、本塁打は唯一それに対抗して時間を止めたり雰囲気を変えたりすることができると私個人として思っており、徳山投手に試合を牛耳られているように思えました。東京大学はエースの井澤投手が強みであるはずの制球が乱れ、三回で降板するなどゲームプランが早々に崩れます。投げたイニングが短いため明日も試合展開によっては登板の可能性があると思いますが如何に。前回の立教戦は打ち勝ったとはいえ、投手陣に最低限試合を作ってもらうことは前提条件であると思いますので、明日は9回で四球を3,4個以内に抑えていきたいと思います。

リーダー一年 長尾翼

前日の試合結果、そして自分たちの応援内容に対する悔しさと、前日23点も取ったことを早稲田大学に絶対に後悔させてやるという意気込みを胸に、気持ちを改めて二日目の神宮球場に臨んだ東京大学応援部の放つ雰囲気は確実に前日のそれと格が違いました。前日同様、夏を思わせるような猛烈な暑さの中第二試合が始まりました。

先攻であった東京大学は一回表から積極的な進塁姿勢を見せ、得点圏のチャンスを掴んだもののあと一本が出ず、先制は叶いませんでした。その直後の一回裏で、三番の蛭間選手に2ランホームラン、更に四番の岩本選手にホームランを浴びせられ、3点を失ってしまいました。それでも先週の対立教大学戦が3点ビハインドから逆転勝利したこともあり、反撃の機会を信じて待ちますが、それ以降も早稲田大学の打線は爆発を続け、六回には四打者に適時二塁打、さらに適時打を浴び8得点を失います。最後の一球まで闘魂を見せ何とか食らいつかんとする姿勢を見せたものの、0-19で早稲田大学に敗れました。

二試合共に数字の上では大差をつけられましたが、その分この二日間で何試合分もの精神面での成長の機会がありました。次の試合は10月9日の明治大学戦です。今後とも沢山のご声援を宜しくお願い致します。

リーダー一年 杉浦花音