活動報告

神宮観戦記 対明治大学戦


爽やかなライトブルーの空の下、東京六大学野球秋季リーグ戦最終カード対明治大学戦第一回戦が10月31日に行われました。東京大学の先発は西山選手。初回、2回と立て続けに点を失う苦しい展開からのスタートになりました。しかし2回2アウト2塁から牽制球で見事ランナーをアウトにすると、3回からは横山選手、松田選手、奥野選手、柳川選手が継投でリレーを繋ぎます。8回からは小宗選手がマウンドに上がり、ノーアウト1塁から見事ゲッツーを決めるなど、この回と9回を無失点に抑えます。対する明治大学先発の入江選手に打線は苦しみ、ヒットが繋がらない状況が続きました。しかし9回裏、3連続四球でノーアウト満塁のチャンスを作ると、中井選手の犠牲フライ、安田選手と笠原選手の連続ヒットでこの回一挙3点を返します。惜しくも勝利には手が届きませんでしたが、翌日の試合に繋がる攻撃となりました。

翌11月1日には、強い日差しが照り付ける中第二回戦が行われました。この日の先発は井澤選手、捕手は松岡選手という2年生バッテリーです。3回に先制点を許してしまいますが、その後はリズムを取り戻し4回から6回まで明治打線を三者凡退に抑えます。そして迎えた7回、ここまで完全試合投球を続けていた明治大学の竹田選手から、石元選手のライトへのソロホームランが飛び出し、1点差に詰め寄ります。しかし明治大学の即座の反撃により、7回と8回にそれぞれ1点を追加されてしまいます。このままでは絶対に終われない東京大学は、9回に代打の大音選手が四球で出塁し意地を見せますが、得点には繋がらず無念のゲームセットとなりました。

これをもちまして今年度東京六大学野球秋季リーグ戦の東京大学の試合は全て終了となります。世界中が未曾有の災禍に見舞われる中、明治神宮野球場で応援させて頂けたことは本当に有り難いことであります。しかしながら、野球部を勝利に導くことができなかったという事実は非常に悔しいことに間違いございません。選手の目の前で思いを届けられることの貴重さを自覚し、再び応援席で観客の皆様と一体となって熱く応援できる日を夢見ながら、より一層練習に精進して参ります。

球場に足を運んで頂いた方、ライブ配信をご覧頂いた方、共に応援してくださった全ての方々に感謝申し上げます。

来年のリーグ戦こそは絶対に白星を掴み取りましょう。

 吹奏楽団新人 服部美里