活動報告

神宮観戦記 対明治大学第一回戦


4月20日、初夏のような暑さと球場の熱気の中、東京六大学春季リーグ戦第二カード、対明治大学戦が始まりました。優勝を目標に掲げる東大野球部にとって、絶対に負けられない戦いが続きます。


1回表の守備回。四死球と失策が重なり1アウト満塁のピンチを迎えると、明治大学の加藤選手、小島選手のタイムリーにより4点を失ってしまいます。裏の攻撃回も無得点に終わり、次回以降の巻き返しを狙います。


そうして始まった2回表。東大は明治の強豪打線の猛攻を受けます。7本のタイムリーなどによって12点を奪われ、0−16と突き放されてしまいます。


3回、4回は無失点に抑え、迎えた4回裏の攻撃。ツーアウトまでを取られますが鈴木太陽選手のヒットでランナー榎本選手が一気に三塁まで進み、この日初めて球場に不死鳥の如く、イントロビクトリーが流れます。続く府川選手はフォアボールを選び満塁に。次に打席が回ってきたのは、今カードが初出場の主将藤田選手です。フルカウントまでもち込み、そして待ちに待った瞬間が訪れます。藤田選手の鋭い打球はセンターへ飛び、ランナー2人が帰り2点を返します。得点ただひとつが鳴り響き、応援席の盛り上がりも最高潮に。


この勢いのまま反撃に打って出たい東大でしたが、その後は明治の堅い守備に阻まれ無得点に終わり、2−21で明治大学に敗北しました。


前カード、そして今カード第一戦と、東大にとっては苦しい戦いが続いています。しかし、苦しい時間があるからこそ、得点できたときやストライクを奪ったとき、ファインプレーでピンチを凌いだときの一瞬一瞬の喜びは何よりも強烈な、忘れることのできないものになります。我々は、苦しい中グラウンドに立ち続ける選手に寄り添って背中を支え続け、ワンプレーごとに喜びを共有できるような東大応援席を作っていきたいと思っております。


そのためには応援部員だけでなく、お客様の声も必要不可欠です。お客様と我々が一丸となり、東大硬式野球部の歓喜の瞬間を後押ししましょう。今後とも東京大学への応援をよろしくお願い致します。


吹奏楽団二年 國澤史織