活動報告

神宮観戦記 対立教大学第一回戦


10月21日、東京六大学野球秋季リーグ戦最終カード対立教戦第一試合が行われました。

試合前から東京大学の応援席入口には多くのお客様が並び、私達部員に対して「今日、絶対勝とうね」とお声掛けして下さる方も多くいらっしゃいました。第四カード対法政戦での東京大学の劇的な勝利の記憶も新しく、1997年秋季リーグ以来26年ぶりの最下位奪出への期待が高まっておりました。

序盤は毎回得点圏にランナーを置かれる苦しい戦況となりました。しかし、松岡投手の粘り強い投球でまたセンター別府選手の好守備と言ったバックの盛り立てによりスコアボートに0を刻みます。

試合が動いたのは、三回裏。先頭青貝選手が游内野安打で出塁しノーアウト一塁とします。ここで松岡投手がバントを試みるも、立教の先発池田投手の見事な高フィールディングによって送らせてもらえず、その後、ツーアウト1,2塁とし続く別府選手が初球のストレートを完璧にとらえるもセンターの好守備によって阻まれ、結局無得点で終わってしまいます。先制点は得られなかったものの、スタンドには不死鳥の如くが鳴り響き、勝利への期待が高まる三回となりました。

しかし、続く四回以降立教打線が牙をむきます。中安打、犠打、進塁打でツーアウト三塁とするも続くバッターにタイムリー二本を浴び三点を失います。また、五回には代打安藤選手にホームランを打たれ、四点を追う展開となります。反撃ののろしを上げたい東大は、五回裏七番山口選手の二塁打、また、松岡投手に変わった代打矢追選手の中安打でワンアウト1,3塁とチャンスメイク。続く酒井選手がツーボールから低めの難しいストレートをうまくすくい上げると打球は右中間真二つ。その間に三塁ランナーが生還し一点を奪います。ただ一つを歌い得点を祝った直後、続く中山選手の内野ゴロの間にもう一人が生還し、五回終了時で4-2となります。東京大学の選手達の素晴らしい攻撃に応援席は大盛り上がり。守備につく選手達への拍手が鳴り止みませんでした。

この流れを続けたい東大でしたが、なかなかうまくいきません。六回代わった三年平田投手が立教打線につかまります。テンポよく2アウトを取るも、1番平野選手にツーベースを打たれると内野守備の乱れ、また、連続四球を与えた後のタイムリーが響き、合計で四失点をしてしまい再び点差を広げられてしまいます。六回以降再び得点を重ねたい東大でしたが立教の小刻みな継投策にうまく狙いを絞れず、無得点に抑えられてしまいます。その後、八回には安藤選手に二打席連続のホームランを浴びてしまうなど、立教の流れを崩すことができず最終スコアは9-2となりました。

私自身、あの時ああしていればと悔いの残る試合となりました。本日の試合で選手やお客様、他の部員達から頂いた力を胸に明日は私がスタンドを盛り上げます。

負けたら終わりの大一番。私達応援部員も野球部の選手の皆様を後押し出来る様、精一杯頑張ります。

いざ、奪出!

チアリーダーズ一年 中島芹