活動報告

神宮観戦記 対慶應義塾大学第二回戦


10月1日、秋季リーグ対慶應義塾大学第二回戦。淡青の日であるこの日、応援席は淡青色に染まっていました。チアリーダーズのロイヤルコスチューム、吹奏楽団のみならず多くのお客様も着用して下さった応援部Tシャツ、「闘魂」の文字が刻まれたハチマキはいつも以上に応援席の一体感を生み出していました。

前日は強力慶應打線の勢いを最後まで止めきれず敗戦となってしまいました。本日の先発は四年生の左のエース鈴木健投手。初回一番酒井捷選手が四球で出塁すると犠打、安打を放ちワンアウト一塁三塁と初回からチャンスを作ります。ツーアウトとなったところで五番和田選手がライトへ抜ける鮮やかなタイムリーで先制点を奪います。

さてその裏鈴木健投手が強力慶應打線に捕まってしまいます。コーナーを突いてもうまく対応され、二回途中四失点で松岡投手にマウンドを託します。四点ビハインドの四回ツーアウトながら連続四球でツーアウトランナー一二塁のチャンスを作ります。ここで東大ベンチが動き、八番に代打矢追選手を起用します。その矢追選手が谷村投手の高めに浮いたカーブを思い切り救い上げると、打球は右中間真っ二つ、走者一掃のタイムリーツーベースで二点を返します。続く松岡投手もファースト強襲の安打を放つとさらに一点を追加し一点差に詰め寄ります。どうにか慶應打線の勢いを止めたかった松岡投手でしたが、慶應の猛攻撃は緩むことがなく五回までに10点を奪われてしまいます。

五回途中以降スイッチした平田投手がスコアボードに0を刻み続ける快投を見せるも、同じく五回以降スイッチした慶應の一年投手の竹内投手のまるで慶應のエース外丸投手を思い出させるかのような制球の高くテンポの速い投球術に苦戦を強いられ、東大打線もスコアボードに0を刻み続けてしまいます。終盤こそ大きな展開が両チーム無かったものの、序盤から中盤にかけての慶應の攻撃が響き最終スコアは4ー10で敗戦となりました。

結果は敗戦となってしまったものの、今回の試合には久しぶりに大人数の部員で応援に伺うことが出来、淡青の日でもあったこの日私達も一層士気を上げて臨み、非常に盛り上がった応援席でした。選手の方々の活躍をお客様と共に心から喜び合った応援席の一体感、試合前は曇天だった空が淡青色に移っていく中で「ただ一つ」を歌った感動は今でも忘れられません。秋季リーグ戦も折り返し地点に達し、残すところは2カードとなりました。再びこの素晴らしい景色を見ることが出来る様、後半戦も私達応援部は野球部の皆さんを全力で応援して参ります。まだまだ厳しい残暑は続きますが、それ以上に熱い応援席に是非ご来場下さい。

チアリーダーズ一年 山﨑美南