活動報告

神宮観戦記 対法政大学戦


秋の涼しさが感じられる様になった9月19日の土曜日、東京六大学野球秋季リーグ戦が開幕しました。新型コロナウィルスの感染拡大を受け春季リーグ戦では姿の無かった各大学の応援団も、コロナ対策を講じた上で入場が許され、秋季リーグ戦は益々盛り上がりを見せそうです。

東京大学は第一カード開幕戦で春季リーグ戦の覇者である法政大学と激突しました。試合が動いたのは3回裏。法政大学の永廣選手のセンターへの犠牲フライによりランナーがホームベースに帰り、1点を先制されます。勢いに乗った法政大学はもう1点を追加し、東京大学はこの回に相手の2点リードを許してしまいます。しかし、東京大学も負けていません。4回裏でピッチャー井澤選手が見事な二者連続三振で堅守を見せつけ、5回表には相手ピッチャーの暴投から得点を誘い、1点を追加します。5回裏に法政打線に更に1点を追加されましたが、8回表に石元選手のレフトへの犠牲フライにより2-3と詰め寄ります。しかしながら、法政打線が8回裏にライト前へのヒットでもう1点追加し、試合は2-4で惜しくも敗北を喫しました。素晴らしい守備と必死の攻撃を展開した東京大学ですが、あと一歩開幕戦勝利には及びませんでした。 

20日日曜日の第二回戦、法政大学にいきなり2点を先制された東京大学は苦しい立ち上がりです。試合前半は相手側のペースで守備に徹する展開となり、4回表までに8-0と大きくリードされてしまいます。何としてでも得点が欲しい4回裏、武隈選手がレフトへツーベースヒットを放ち、続く安田選手のタイムリーヒットにより1点を返します。後半、東京大学はピッチャーを適宜交代しつつ硬い守備を見せ、法政大学に中々得点を許しません。しかし、7回と9回の表に相手打線の犠牲フライで更に2点追加された東京大学は、10-1と大差で負けてしまいました。得点こそ大きく開きましたが、東京大学が試合後半に見せた連携の取れた守備は素晴らしく、今後の飛躍を期待させる内容でした。

新型コロナウィルスの感染拡大に鑑みて春季リーグ戦では禁止されていた神宮応援が、イレギュラーな形ではありますが復活致しました。まず初めに、コロナ禍という非常事態下で神宮応援の復活に尽力して下さった全ての人に感謝申し上げます。東京大学応援部は、選手を間近で応援できる喜びを噛み締めつつ、共にエールを送って下さる観客がいない外野席からどの様に声援を届けるか、日々模索しております。今までとは全く異なる形ですが、野球部を勝利に導く為に声を出し、楽器を鳴らし、踊りを届ける私達応援部の思いは決して変わりません。常に全力プレーの野球部、熱いエールを送って下さる観客の皆様、そして我々応援部、力を合わせて必ず栄光の道を駆け上がりましょう。これからも応援の程宜しくお願い致します。

チアリーダーズ新人 吉田莉々