活動報告
神宮観戦記 対法政大学戦第二回戦

雨の影響により、第五カード第二回戦は火曜日の開催となりました。平日昼にもかかわらず、試合開始前からスタンドには大勢のお客様が集まりました。1981年春の赤門旋風の立役者である東大野球部OB・大山雄司さんによる始球式も行われ、東大の勝利への期待が高まります。
東大の先発は、規定投球回に達すれば最優秀防御率のタイトル獲得の可能性がある佐伯投手。対する法政の一番打者は、先日のプロ野球ドラフト会議でソフトバンクから4位指名を受け、六大学通算100安打まであと2本に迫る藤森選手です。
初回から目の離せない対決となりました。藤森選手が通算99本目となる安打を放つと、その後も相手の猛攻を浴び、5点を失います。しかし、4年生・伊藤選手がスタメン起用に応える矢のような送球を披露し、三塁で走者をアウトにしました。一回裏、勢いに乗って反撃したいところでしたが、三者凡退に終わります。
二回からマウンドに上がったのは、笑顔でチームを鼓舞し続けてきた4年生・江口投手です。日曜日の第一回戦ではスタンドからチームを応援し、雨天中断中には謎かけで応援席を盛り上げてくださいました。片山選手にホームランを許して7-0とされますが、後続を打ち取り、追加点を防ぎます。二回裏には、スーパールーキー・金山選手が今季5本目となるヒットで出塁。続く小村選手も四球を選び、チャンスを広げます。反撃への期待が高まりますが、惜しくも得点にはつながりません。
三回表にも4年生のファインプレーが光りました。一死二塁の場面で、明石選手が相手走者の隙を突く牽制を見せ、アウトを奪います。三回裏には、長谷川選手が今季2本目となる待望のヒットを放ちますが、後続が続かず、この回も無得点に終わりました。
四回表には11-0とリードを広げられます。
五回からマウンドに上がった池田投手は、見事三者凡退に抑える好投を見せます。さらに、藤森選手の打球を秋元選手がファインプレーで捕球。池田投手はそのまま七回までの3イニングを無失点に抑えました。しかし、4年生にとって最後のカードであるのは法政も同じです。相手は4年生を中心とした代打攻勢に出ます。奥田選手や黒須選手の安打もあり、15-0と点差が広がりました。
九回表、先頭打者はこの日6打席目を迎えた藤森選手です。東大の応援席も立ち上がり、その打席を見守ります。粘りに粘った末、11球目はピッチャーゴロ。藤森選手は通算99安打で大学野球を終えました。その後、二死となったところで、高橋投手に代わってマウンドに上がったのは前田投手。3球目でフライに打ち取り、九回を締めくくりました。
九回裏、二死から代打として打席に立ったのは主将・堀部選手。初球を綺麗にセンターへ運び、出塁します。続く副将・横山選手もフォアボールを選び、チャンスをつなぎました。そして、最後の打者となったのは副将・門田選手。応援席では不死鳥の如くが鳴り響きます。ショートライナーで試合終了となりましたが、最後までチームを引っ張ってきた幹部陣が、勇姿を見せてくれました。試合中には雨粒が落ちる瞬間もありましたが、この時にはちょうど雲の隙間からグラウンドに光が差し込んでいました。応援席では青いメガホンが一斉に回り、光に照らされたその光景は、思わず息を呑むほど美しいものでした。
試合後には、硬式野球部・応援部の4年生を送り出す神宮送別会がスタンドにて行われました。淡青一色に染まる応援席は、決して当たり前の景色ではありません。先輩方が応援席の盛り上がりを繋いできてくださったこと、そして、野球部の勝利を信じて足を運んでくださるお客様が増え、その熱気を絶やすことなく応援席に通い続けてくださったこと。その積み重ねがあってこそです。野球部と応援部の先輩方、応援席に足を運んでくださったお客様、最高の景色をありがとうございました。来季以降も、今季の応援席の盛り上がりを絶やすことなく、さらに大きなものにしていけるよう尽力してまいります。引き続き、硬式野球部と応援部をよろしくお願いいたします。
チアリーダーズ二年 中川杏奈
