活動報告

神宮観戦記 対法政大学第二回戦


肌寒かった昨日と打って変わって、日差しも強く淡青の空が広がる明治神宮野球場で、東京大学硬式野球部にとって絶対に負けられない一戦が始まりました。

1回表、前日に本塁打を放った1番酒井捷選手が四球を選びます。すぐさま現役最多となるリーグ戦通算12個目の盗塁を決め、無死二塁のチャンスを作ります。初回から応援曲「不死鳥の如く」も鳴り応援席も盛り上がりを見せましたが、残念ながら後続が倒れ、無得点に終わります。

その裏、東京大学の先発増田滉生投手も四球と盗塁を許し、無死二塁のピンチを招きます。しかし、増田投手の打者の芯を外す投球で3つのフライアウトに打ち取り、無失点に抑えます。

2回表、この流れをものにしたい東京大学の攻撃。1死一塁でこの日初スタメンの井之口晃治選手がリーグ戦初安打で続き、増田選手の四球で1死満塁のチャンスとなります。ただ、ここも古川投手が粘りを見せ、無得点に終わります。

2回裏、増田投手と代わった高橋直人投手が法政打線の猛攻を浴び、8点のリードを許してしまいます。

4回表、四球と安打で1死一三塁のチャンスをつくり、打席には2日前が誕生日の代打工藤雄大選手。工藤選手が放った打球はレフト前に落ち、リーグ戦初安打&初打点で1点を返します。得点「ただ一つ」が鳴り響き、応援席は大いに盛り上がりを見せます。

続く5回表、前試合から打順を1つ上げた5番の荒井慶斗選手の併殺打の間に1点を挙げ、2-8とします。4回と5回の守備では、高橋投手に代わって出場した江口直希投手が、130キロ代後半の直球と緩いカーブで打者を翻弄し、2イニングを無失点に抑えます。

6回表、江口投手の代打門田涼平選手がスタメン落ちの悔しさを晴らすべく中前安打を放ちますが、無得点に終わります。

6回裏、マウンドに上がったのは松本慎之介投手。持ち前のテンポの良い投球で、ランナーを許すものの3人でこの回を抑えます。しかし7回裏、法政大学の強力打線が牙を剥き、4点を取られてしまいます。

その後は今リーグ戦抜群の安定感を誇る法政大学の左腕、永野司投手に完全に抑えられ、2-12で敗戦いたしました。この敗戦により今リーグ戦の最下位が決定してしまったわけではございますが、再来週には最終カードである対立教大学戦が控えております。毎試合着実に成長を遂げている東京大学硬式野球部の勝利、そして勝ち点獲得を信じ、我々一同全力で応援してまいります。

吹奏楽団二年 奥村優大