活動報告

神宮観戦記 対早稲田大学戦


木々の新緑が春光に映える様になった4月10日土曜日、東京六大学野球春季リーグ戦が開幕しました。昨年度は夏に順延開催となった春季リーグ戦でしたが、本年度は新年度の始まりにふさわしく、爽やかな淡青の空の下での開幕戦となりました。 

東京大学は昨年度の覇者早稲田大学と激突。エース井澤投手が登板するも、1回裏に早稲田のタイムリーヒットが続き2点を先制されてしまいます。2、3回を無失点に抑えたものの5回までに2本のホームランを打たれ、0-6と厳しい状況に。しかし迎えた7回表、ここから東京大学の猛烈な追い上げが始まります。大音主将の盗塁でチャンスを作ると、4番井上選手のタイムリーが飛び出し1点を返します。流れを掴んだ東京大学、二死満塁のチャンスから押し出し死球で追加点を奪い、その後も代打森末選手のタイムリーが続き7回に3点を奪います。手堅い守りで迎えた8回表、チャンスを作り、宮崎選手のタイムリーで1点差まで詰め寄りましたが、あと一本が出ず惜しくも敗戦致しました。

あと一歩勝利には及びませんでしたが、今後の勝利を予感させる大変気迫溢れる試合でした。応援の力であと一本を後押しし必ずや勝利を掴み取る、皆が覚悟を再確認した開幕戦であったと存じます。栄光の瞬間に立ち会うその日まで、今後も全身全霊で応援して参ります。

チアリーダーズ二年 倉鍵涼奈


11日日曜日の第二回戦、強い日差しが降り注ぐなか、1回表から満塁になるという苦しい展開でしたが、ピンチに強いのが東京大学。西山投手が見事無失点に抑えました。ここから互いにランナーを進めるも相手校投手の粘りのピッチングで得点できない状況が続き、試合は後半戦に突入。4回からマウンドに上がった小宗投手は早稲田大学の打線を三者凡退に抑えるなど東京大学に流れを手繰り寄せます。しかし東京大学の打線も相手校投手に抑え込まれ得点に繋がらない状況が続きました。そして、0-0のまま迎えた9回。9回表は小宗選手が気迫の投球で得点を許さず最終回の攻撃に繋げます。1点でも得点すれば勝利が決まる9回裏。先頭打者が見事出塁し犠打で得点圏にランナーを進めましたが惜しくも得点できず、試合は0-0で引き分けのまま終了を迎えました。素晴らしい守備と気概に溢れた攻撃は我々応援部が逆に勇気づけられることも多くございました。次カード以降は我々が野球部を勇気付けられるような応援をしていきたいと存じます。

新型コロナウイルス感染拡大の状況下で外野席からの応援ではございますが、応援部が現地で応援活動に取り組めるよう尽力して下さった全ての方々に感謝し、我々にできることを全力で行って参りたいと存じます。次カード、明治大学との対戦では必ず勝利を掴みましょう。

 吹奏楽団二年 稲沢愛由佳