活動報告
神宮観戦記 対立教大学戦第二回戦
5月26日日曜日午前11時、対立教大学戦第二回戦が始まります。本日は後攻一塁側です。前カードまでの突き刺すような日差しはなく、穏やかな風と白い雲の間からのぞく輝くような淡青色の空の下、絶好の野球日和であり、応援日和です。
先発は長谷川選手。1回1番バッターを内野ゴロでアウト。しかし、続くバッターに三遊間に打球を運ばれ出塁を許します。その後も変化球をとらえられ、ワンアウト2塁3塁のピンチです。センターに上がった球を榎本選手がキャッチしますが、3塁ランナーに帰られ先制点をとられました。さらに直後に追加点が入り、1回2失点で攻守が交代します。
応援歌「闘魂は」が響き渡る中、東京大学の攻撃です。1回の攻撃は三者凡退に終わりました。
2回表からは鈴木太陽選手がマウンドに立ちます。執拗にバントを狙われるも確実に2アウトまで取っていきます。エラーとフォアボールによりランナーに2塁まで進まれ、レフトに打ち上げられ、あわや追加失点の危機でしたが、大原選手の的確な送球によりホームベース直前でランナーをアウトにしました。突然のファインプレーに応援席は大盛り上がりでした。
そして、続く2回裏の攻撃回ではいきなり先頭バッターがヒットで出塁します。ツーアウトを取られながらもランナーを2塁まで進め、スタンドには本日初めての「不死鳥の如く」が鳴り響きますが、三振で得点のチャンスをものにできませんでした。
3回は両者三者凡退に終わります。
4回表はショート井之口選手の一塁への鋭い送球が光り、しっかりアウトを取っていきます。裏の攻撃では、出塁するもランナーを得点圏に進めることができませんでした。
両者得点に近づけない拮抗した状況に変化が訪れたのは、5回表のチア曲終了後でした。出塁を許すと一気にワンアウト2塁3塁まで追い詰められます。一度はセンターに打ち取りました。しかし、続くバッターもセンターフライ。スタンドギリギリまで打球が伸び、2失点を喫してしまいました。
4点を追う展開の中、5回裏の回頭応援歌には一層力が入ります。
得点に近づけないまま、6回表には、ピッチャーが前田選手にショートが小村選手に変わります。どちらも二年生で、フレッシュな力で悪い流れを断ち切りたいところです。1塁ランナーを牽制球でアウトにするなど、前田選手の適格な球運びが光ります。しかし、直後フォアボールでランナーを出してしまい、続いてライトへの長打がさらに1失点を招きました。
7回表ノーアウト1塁2塁のピンチでピッチャーが佐伯選手に交代します。なかなかアウトが取れずもどかしい状況で、満塁の危機を迎えました。しかし、この勝負所で東京大学の守備陣は強かったです。ショートが打球を打ち取り、そのまま2塁をダブルプレー。小村選手のファインプレーに応援席は大いに湧きました。そして左中間のフライをしっかりと打ち取り、7回のピンチを無失点に抑えました。
試合も終盤ですが、なかなか1塁ランナーを得点圏に進めることができない状況が続いています。
8回表のマウンドには、昨日に引き続き一年生の松本慎之介選手が立ちます。確実にストライク、アウトを取っていく姿は、応援する我々から見ても頼もしいものでした。ランナーを2者出すも、無失点でマウンドを降りました。
8回裏も三者凡退に抑えられ、試合はいよいよ9回に入ります。
最後にマウンドに立つのは三年生の渡辺選手です。2塁までランナーに進まれながらも危なげなくスリーアウトを取りました。
そして9回裏の攻撃回。回頭応援歌は本日8回目の「闘魂は」です。必ずサヨナラをしてくれると信じて、歌声はボルテージを上げていきます。しかし思いは虚しくスリーアウトに終わってしまいました。
立教大学からついぞ点を奪うことはできませんでした。
この試合をもって東京大学の春季リーグ戦は幕を下ろします。総得点20点、ホームラン3本でした。勝利をつかむことこそ叶いませんでしたが、毎試合、今後の飛躍を感じさせるプレーを見せていただきました。
秋季リーグ戦では、さらにチーム一丸となって勝利、悲願の勝ち点獲得と最下位脱出、そして優勝へ突き抜けて行ってくれると信じています。
我々応援部も硬式野球部の皆様にふさわしい熱く誠実な応援ができますよう、精進してまいります。
最後になりましたが、春季リーグ戦の応援席を共に創り上げてくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。
秋季リーグ戦もどうぞよろしくお願いいたします。