活動報告

神宮観戦記 対立教大学一回戦

ゴールデンウィークも終盤を迎えた5月6日、時折り砂埃の舞う風の強い日に、立教大学との一回戦が行われました。お互いまだ勝利がなく、今季初勝利を懸けての一戦です。

先発は鈴木健選手。好投を続けるものの、4回までに立教大学に4点を許してしまいます。東大は4回まで、毎回得点圏に塁を進めながらも、惜しくも得点には結びついていませんでした。しかし5回にはダブルスチールの間に東大は1点を返します。

その後ピッチャーは平田選手、鈴木太陽選手と繋ぎますが、8回表までに更に2点を許し、8回裏の攻撃を6-1の5点差で迎えます。点差が開き、何とか1点ずつでも差が縮まるようにと、祈るように応援していた私達ですが、この8回裏にミラクルが起きます。

まずは矢追選手が立教のピッチャー、渡部選手からヒットで出塁。ワイルドピッチにより2塁へ。次の藤田選手もヒットを放ち、ノーアウト3塁1塁。4番の別府選手はデッドボールで出塁し、ここでノーアウト満塁のチャンスです。応援席も期待に大盛り上がりです。
次の大井選手の犠牲フライで一点を返し6-2とした後、和田選手の内野安打で再び満塁。応援席もこれまでにないほどの盛り上がりで、熱を帯びた歓声が神宮球場に響きます。

そして山口選手がバッターボックスに立ちました。私達応援団の熱は最高潮。継投の立教小畠選手の放った初球を、山口選手がフルスイング。打球はグングン伸びて、ライトスタンドへ。
何と東大にとって39年ぶりの満塁ホームランです。そして試合は6-6の同点に。

今日はプロ野球があるため、試合は延長なしとなり、結局9回は立教、東大共に無得点に終わり、試合は引き分けとなりました。しかしながら5点差を山口選手の満塁ホームラン含めた猛打で跳ね返した東大の機動力には、本当に感動しました。この流れで、本カードでは立教に勝利し、勝ち点に繋げて行けるのではないかと確信しております。


チアリーダーズ二年 小林里紗