*演奏について*

当応援部吹奏楽団では、「応援」や歩きながら演奏する「ドリル」と区別するため、いわゆる『座って演奏する普通の吹奏楽』を「演奏」と呼んでいます。
この定期演奏会では、第1部 シンフォニックステージと第2部 ポップスステージにあたり、第1部では吹奏楽オリジナル曲(純粋に吹奏楽のために作られた曲)、第2部ではポピュラー音楽(誰もが知る有名な曲を吹奏楽用にアレンジしたもの)を演奏します
そしてそして、この2つのステージでお届けする5つの楽曲の指揮は、全て異なる講師&部員が行います! 各曲を心から愛している個性豊かな5名からの、熱のこもった意気込み・注目ポイントをご覧ください!! (そして実はこの5名全員、驚くほどキャラクターが濃いのです… 本番の指揮の仕方でその片鱗は感じ取っていただけるかもしれません)

第1部 シンフォニックステージ

第1部 シンフォニックステージ

♪吹奏楽団講師  成瀬文 「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲

熊本市船場地区を舞台とした童歌、「あんたがたどこさ」をモチーフに、作曲者の自由な想像力に基づいて創作されているこの曲は2019年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲として発表された作品です。
童歌と吹奏楽…。想像出来ますでしょうか?
歌詞とこの作品を照らし合わせてみると、モチーフになっているところのみならず、何処と無く歌詞のストーリーが立体的に見えてくるはずです!
題材が童歌と言う事もあり、演奏会の一曲としても取り上げられる、客席の皆様にも演奏者にも親しみやすい一曲となっています。
各楽器のもつ魅力をふんだんに盛り込んで作られていますので、ソロや一つ一つのパートの動きにも是非ご注目ください。
どこか懐かしく、それでいて新しい「あんたがたどこさ」を、どうぞお楽しみください。

♪指揮 吹奏楽団四年 福山智南 持ち曲:アルメニアンダンス・パート1

演奏ステージのメイン曲としてお送りするのはアルフレッド・リード作曲、アルメニアンダンス・パート1です。アルフレッド・リードは"吹奏楽の神様"と称される偉大な作曲家であり日本でもリードによって作られた曲は絶大な人気を誇っています。
そんなリードの代表作ともいえるこの曲はアメリカの比較音楽者であるコミタス・ヴァルダペットによって集められた5曲のアルメニア民謡を元に作曲されました。ここではその5曲について、私が思うイメージと聞きどころをご紹介します。

まず冒頭を飾るのは「杏の木」。冒頭は金管楽器によるファンファーレで華々しく飾られます。そして、木管楽器へとメロディーが受け渡されていくのですが終盤の哀愁漂う旋律は聞いていてうっとりするでしょう。
そして「山うずらの歌」へと移り変わっていきます。この曲は主に木管楽器によって奏でられるのですが可愛らしい曲調が特徴的です。
3曲目には「おーい、僕のナザン(恋人)」という恋人のことを歌った曲をお届けします。この曲はなんといっても5拍子や6拍子が繰り返される独特のリズムが面白いところです。民族音楽らしさを感じられるでしょう。
そして、そんな曲調から一変し4曲目には「アラギャツ山」が続きます。曲名の通り雄大な旋律、そしてその旋律が様々な楽器へと受け渡され、それぞれの楽器らしさを十分に味わうことができるかと思います。
クライマックスを飾るのは「Go Go」。曲名の通り徒競走をしているかのようなスピーディーな曲です。スピーディーなメロディーはもちろんですがそんなメロディーをはやし立てるようなパーカッションも聞きどころです。
たくさんの魅力を紹介しましたが、この曲にはまだまだ様々な魅力がつまっています。それらの魅力を余すとこなくお客様に味わっていただけるよう本番まで精一杯仕上げて参ります。
是非会場で私たちの演奏をお聴きになりこの曲の面白さを感じ取っていただければと思います!

第2部 ポップスステージ

第2部 ポップスステージ

♪副指揮 吹奏楽団三年 伊藤汰樹 持ち曲:私のお気に入り

「私のお気に入り」は、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のうちの一曲として、「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などと並んでよく知られています。
 この曲が原作で用いられたのはある嵐の夜のシーン。主人公である家庭教師のマリア先生が、雷に怯える子供達を安心させるために歌ったのがこの曲です。
 日本語版歌詞の一節を引用すると、

 バラの雫に子猫のひげ
 磨いたケトルにふんわりミトン
 ちょうちょ結びの贈り物
 みんな大好き my favorite things

というように、好きなものを次々と思い出し、歌い上げています。
 怖い時、辛い時、悲しい時にこそ好きなもののことを思い出そう。そうすればきっと勇気が湧いてくるよ! この曲にはそんな素敵なメッセージが込められているのでしょう。
 今回の定期演奏会では、お洒落な吹奏楽アレンジの中に応援部吹奏楽団らしい明るさを加えた、個性豊かな演奏を皆様にお届けします。原曲を知っている人も知らない人も、ぜひ「お気に入り」の物に、場所に、人に想いを馳せながら聴いてみてはいかがでしょうか。

♪副指揮 吹奏楽団三年 井上直哉  愛の讃歌

フランスでかつて国民的象徴とも呼ばれたシャンソン歌手、エディット・ピアフの代表曲として知られるこの曲は、ピアフ自身が作詞を手掛け、飛行機事故で亡くなった恋人への愛を情熱的に歌い上げた、現在でも最も有名なシャンソンナンバーの一つです。
日本では、越路吹雪さんのカバーによる「あなたの燃える手で…」から始まる、甘い恋を歌う歌詞の物がよく知られていますが、原曲の歌詞では、「あなたと一緒なら何も怖くない、あなたの為なら愛する祖国も、友だって捨ててみせる」という激しく情熱的な愛と、「いつか自分が死んだら神様が二人をまた結んで下さいますように」、という強い願いが歌われています。
2014年のNHK紅白歌合戦で美輪明宏さんによって歌われるなど、今でも大変人気があるこの曲ですが、曲の性質上、器楽で演奏されることあまりありません。しかし今回は、情感たっぷりに歌い込む各楽器のソロや、多彩なテンポ変化・音量の変化によって、この曲の持つ魅力を最大限に表現した、吹奏楽バージョンでお送り致します。お楽しみに。

♪副指揮 吹奏楽団三年 平松祐一  交響組曲「ハリーポッター(賢者の石)」

「ハリーポッターと賢者の石」はシリーズ最初の作品として、その臨場感あふれるサウンドトラックとともに名乗りを上げ、絶大な人気を博しました。
今回皆様にお届けする吹奏楽版は、6つのパッセージから構成されており、ハリーを中心としたホグワーツ魔法学校での物語が音楽に如実に描写されています。3拍子の金属音が神秘的なメインテーマ「Hedwig's Theme」、木管と低音のアンサンブルが魅力の「Nimbus2000」、ホルンの響きが最大限に活かされた「Hogwarts Forever」、華やかな金管アンサンブル「Quidditch」、少し物悲しくも旋律の美しい「Leaving Hogwarts」、そして最後を雄大に締め括る「Harry's wonderful world」。映像を見なくても、耳で聴くだけで情景が思い浮かぶ、そういった技巧が最大限に生かされた、ジョンウィリアムズの音楽センス溢れる一曲となっております。
どこか奇怪で、でもどこか神秘的な、ハリーの魔法の世界を五感全てを使ってお楽しみください!」

演奏ステージの魅力、伝わりましたでしょうか?
定期演奏会にはまだまだ言葉では表現しきれない魅力がたくさんあります。
是非、会場でお会いしましょう!!

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