主将挨拶

 平素より弊部に格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 本年度、東京大学運動会応援部主将を務めます、宮下達朗と申します。以後、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、私は本年度の全体方針を「愛を形に」と致しました。この言葉に込めた私の思いを述べさせていただきます。「なぜ応援するのか」という問いに対する私の答えを一言で言えば、「頑張る人がいるから」です。頑張る人を見て、少しでも力になりたいと思う、その気持ちは誰しも持っていると思います。ではもっと掘り下げて、「なぜ頑張る人を見て、力になりたいと思うのか」それは、その人にたいする無条件の「愛」があるからだと思います。選手に、お客様に、家族に、部の同期・先輩・後輩に、お世話になっているすべての方に、「愛」を抱いているのだと思います。しかしながら、応援するものとして、当然抱いているはずの「愛」は時に見えづらく、冒頭の「なぜ応援をするのか」という問いに悩みながら応援部生活を続ける者も少なくありません。ですから、私は根本に立ち返り、部員には本来自発的に生まれ出る「愛」を意識すると共に大事にしてほしいと思いました。 応援部が応援部であるためには、応援のプロフェッショナルとして、その「愛」を「形に」しなければいけません。声援で、拍手で、演奏で、ダンスでと、「形に」する方法は一様ではありませんが、勝利に少しでも貢献をする、選手に届く応援をしなければいけません。そして、試合の応援に限らずステージ活動もまた、お客様に対する「愛」を「形に」することだと思います。更には、普段の学生生活において、同期・先輩・後輩・友人にたいしても、「愛」を忘れずに接して欲しいと考えております。そう考えるのは、勝ち負けというものさしのない応援部にとり、私は人間関係こそが最も重要だと考えているからです。「愛を形に」するとともに、人を愛し、人に感謝し、人を大切にする心を、応援部員として、人として大事に活動して参りたいと思います。

 最後になりますが、皆様方におかれましては今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

平成三十年十二月吉日
東京大学運動会応援部主将
宮下達朗