平成13年度アメリカンフットボール関東学生選手権  
対日本体育大学戦


試合結果


 
1Q
2Q
3Q
4Q
日本体育大学
21
0
7
7
35
東京大学
7
0
7
13
27

午後二時過ぎ、冬の太陽が傾きかけ薄ら寒い中、駒沢陸上競技場だけは熱気に包まれていた。両校の選手がウォームアップを始めるとその熱気は増し、観客席そしてその中にいる私のボルテージも否応なしに高まる。東京大学ウォリアーズのプレーオフ初戦対日本体育大学ゴールデンベアーズ戦はそんな騒然とした中でキックオフとなった。
 しかし我々のボルテージに反して、試合開始直後から日本体育大学の攻勢が続く。相手ランニングバックの力強くするどい突破が東大ディフェンスを蹂躙し、難無く先制点を取られてしまう。対する東大も反撃を試みたいところだったが、前半はパスプレーが不調で思うようなプレーができず、相手のキックをリターンタッチダウンするビッグプレーは飛び出したが結局劣勢のまま前半を終えることとなった。不完全燃焼だった私も後半の巻き返しを期待して後半を待つこととなった。そして後半、期待通り東大の怒濤の反撃が始まった。
 クォーターバックのパスが次々とヒットし攻撃陣が復活、日本体育大学につめよる。そして、ディフェンスラインも修正され中央大学戦でみせたような集中力で相手をシャットアウト。観客席も再びヒートアップし、逆転を狙ったトライ・フォー・ポイントの時だった。しかし、次の瞬間観客の歓声は悲鳴に変わった。結果は失敗。だが、まだまだ一点差、気を取り直して声をはりあげる。ウォーリアーズも死力をふりしぼって攻め続けるが、逆にタッチダウンを奪われ万事休す。
 こうしてこの試合はおわったわけだが、私は悔しい気持ちの裏にさわやかな感動を覚えていた。死力をつくしてせめた東大、そしてそれを押し返した日体大の一年間の想いをかけた攻めぎあいはアメフトの、そしてスポーツの素晴らしさを再認識させてくれたように思う。また、試合が進んでいくにつれ高まっていく観客席の一体感もここちよいものであった。今までも色々な試合を見てきたが、一生心に残る応援となるだろう、そう確信した試合だった。





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