神宮だより

平成12年度秋季リーグ戦を振り返って

発行 平成12年11月6日 
    〒113−8654 文京区本郷7−3−1 
    東京大学運動会応援部 TEL 03−3814−7726

役職、学年は平成12年度のものです。



ごあいさつ    主将 伊藤麻保呂

 神宮のグラウンドを駆け巡る選手諸君は正に"神宮の華"。しかし"華"は散るが故に"華"。その散り際も亦、咲き誇るあの姿に劣らず、心打つ輝きを放っていました。去る10月22日(日)、対立大第二回戦を以て、我が東大野球部は本年度のリーグ戦全日程を終了致しました。記録によれば六大学野球史上2人目の完全試合だったそうですが、私にとりましては、その日が四年生諸君の最後の神宮となった事の方が遥かに重く受け止められました。最後の一試合、一イニング、一打席まで懸命に勝負する選手達。そこには自らの最期を覚悟した男達のどこか悲壮感漂うドラマがありました。それは最終戦にこそ潜む何かであり、その顕現の瞬間に立会い、そしてそれを心から感じる事の出来た私は幸せでした。
 今年一年、球場内外におきましていつも熱心な御声援を賜りました本学学生、職員、そして一般のファンの皆様、又毎週の試合の情報宣伝に当たりまして快く掲示を引き受けて下さいました本郷・駒場周辺の商店の皆様方に対しましては、この場をお借りして心より御礼申し上げますと共に、来年以降も尚一層の御声援、御協力を賜ります様、お願い申し上げます。
 一年間の応援、誠に有難うございました。


野球部前主将 酒井選手より

最後のリーグ戦はあっという間に終わってしまいました。春は最後に一勝 できたわけですが、それでは遅い。何とかリーグ戦序盤で勝ち星を、と思 ってやってきました。しかし勝利には結びつかず、他大学が3回戦まで戦 っている中、東大は2回戦ずつで、短く感じました。それにしてもオープ ン戦では打線好調だったのに、リーグ戦ではその姿を見せられなかったの が一番悔やまれる所です。後半には集中打も出せるようになったのですが 、完全試合を喫してしまうなど、とにかく打てませんでした。しかし4年 生は集大成のリーグ戦として、それぞれいいところを出すこともできたと 思います。僕たちはもうリベンジすることはできませんから、この悔しさ は後輩達に晴らしてほしいと思います。とにかく勝利を。


秋季リーグ戦を振り返って



平成13年度 春季リーグ戦への展望

 秋季リーグ戦は、結果として10連敗という形で終わった。最終戦 では史上二度目と言う完全試合を達成されてしまうなど、悔しさの 残るシーズンであった。しかしそれだけに、選手達の来シーズンへ の意気込みは、相当なものである。
 リーグ戦初先発を経験し、終盤までもちこたえられるまでに成長 した加治佐(鹿児島ラサール%2年)や、三角監督に馬力ナンバー1と 評される浅岡(柏陽%2年)等の投手陣は、井上(筑波大付属)や梅下 (横浜翠嵐)ら4年生投手の抜ける穴を埋められるだけの確かな手応 えを、このシーズンを通してつかんでいるはずである。一方打撃陣に ついても、長打力のある児玉(上田%3年)、勝負所で力を発揮する真 鍋(高松%3年)、惜しくも規定打席に達しなかったものの、3割近くの 打率を残した澤本(修猷館%2年)、一年生ながらスタメン出場を果た し初ヒットを放った細川(高松%1年)等、主力となれる選手は数多く 残っている。
 今シーズンはあと一本に泣くことが多かったが、明治戦では1イ ニングに6安打を集中し3点を入れるなど、ここ一番での集中力に は目をみはる物があった!結果として10連敗に終わってしまった今シ ーズンの悔しさをバネに、来年春には必ずや結果を出してくれるで あろう。


本郷キャンパスにて野球部とデモンストレーション

 今年度、応援部では新たな試みとして、これまで駒場キャンパス のみで行われていたデモンストレーションを、本郷でも行ってきま した。秋季リーグ戦中は、10月19日正門前にて、対立教戦のデモを 野球部と合同で行いました。応援部による、応援歌「闘魂は」の披 露・神宮球場で用いられている様々な応援曲の披露や、野球部主将 酒井選手の挨拶の後、応援歌「ただひとつ」によってしめくくられ ました。今後も積極的に執り行い、ひとりでも多くの方に私達の活 動を知って頂き、また、神宮球場に足を運んで頂くきっかけになれ ば、と思っています。これからキャンパスを歩いていて、応援部の デモを見かけることがあったら、是非足をとめてご覧下さい!!



児玉選手の記事が、読売新聞に掲載されました

以下、読売新聞の記事
 東京六大学野球で”赤門スラッガー”が注目を集めている! 東大農学部3年の児玉光史外野手(21)(右投げ左うち)は、各シーズン 2本ずつではあるが、昨秋と今週の2期連続本塁打王に輝いた!

昨秋今春で4本 東大記録は6本

 1メートル83、80キロの恵まれた体格。「高校までは、どちらかと いうと非力な打者」だった児玉が、長距離砲に生まれ変わったのは、 まさに「けがの功名」だった。
 1年の秋、試合中のアクシデントで、左ひざの十字じん帯を切断。 手術は行わず、周囲の筋肉を鍛えてカバーしようと筋力トレーニング に励み、体重は入学時から15キロも増えた!この下半身強化が、 飛距離の飛躍的向上をもたらした!
 2年の春の新人戦で、"野球人生で初めて」の本塁打を放った! 直後の京大との練習試合でもアーチをかけ、「遠くに感じていた本塁打 と言う存在が身近になった」という。
 昨年秋のリーグ戦!児玉はトップタイの2本塁打、打率では5位とな る3割2分5厘の成績を残し、他チームに恐れられる存在となった!
 長野県立上田高時代は、2年の秋に、県大会で準優勝し$北信越大会に 出場。3年の夏はベスト16で敗退し甲子園は夢に終わったが$ 東大野球部員としては”華やかな”球歴の持ち主と言えるだろう! 「一年間$まったく運動せず勉強した」結果、一浪して東大に合格した!
 急成長した昨秋、児玉がつかんだ打撃理論は明快だ。「きちんと打った 打球が野手の正面に飛ぶのは仕方がない!バットにあたった後は打者には どうすることもできない。自分のポイントで打つまでが打者の仕事#
 パワーで打つより$「スムーズな起動としっかりした体重移動で$球の 勢いを利用して打つ」きれいなフォームの左打者にあこがれている! 現役時代の活躍は知らないものの$究極の理想は$王貞治(現ダイエー 監督)だ。
 今春のリーグ戦では$一発を狙いすぎてフォームを崩し$相手のマークも きつくなって$打率2割3分7厘に終わった!それでも、トップの2本塁打 を放った!秋のリーグ戦では$まだ本塁打ゼロだが$打撃内容は上向きだ!
 東大の個人通算本塁打記録は6本で、4本塁打の児玉はあと2本と迫っ ている!児玉は「卒業まで$あと100打席くらいあるはずなので$更新 できたらいいですね#と、東大球史に残る強打者になることを目指している!


先(秋)シーズンほど悔しいシーズンはいままでなかったです。 チーム は10連敗、個人の成績も過去最低、打率.158 、打点、ホームランと もに0、そして最後に完全試合をやられる始末。 あんまし書きたくな いけど 現実から眼を背けないためにも敢えて書いてみました。 別に 「慢心」や「驕り」があったわけではないし、 自分なりの努力をした 結果です。だけど結果は出ない、 ・・・・・・これが六大の魅力です。 普通に練習したって通用しない、 簡単に通用したらつまんないっすよ ね。 いつかはプロに行く連中と試合をできる、 こんな環境で野球でき るなんて幸せ以外の何ものでもない。 やっぱ敵は強くなきゃ倒しがいが ないってもんです。 しかし今シーズンみたいに負けてるだけじゃ野球も つまんない、 やっぱ勝たなきゃ面白くないでしょう! この秋の悔しさ は冬の間中忘れることはないでしょう、 冬の間に溜まった鬱憤は春に爆 発させるしかない!!!!
みなさん春の東大野球部に乞うご期待!!!
児玉選手からコメントをいただきました。来年度に向け、 気合十分の児玉選手、春こそは期待通りの活躍で、私達を 楽しませてくれるに違いありません!
 応援宜しくおねがいします!!



部員の声 〜秋季リーグ戦を終えて〜

リーダー1年 塩沢勇人

「落ち葉の舞い散る神宮外苑、アベック横目に叫ぶ掛け声 声は枯れるは肩は 死ぬは、それでも頑張る勝つ日まで、おいらは東大応援部」リーダー下級生の 哀愁を詠った「応援部小唄」の一節である。合宿を乗り越え一回りも二回りも 成長したと思っていたのに、秋神宮で力不足を思い知らされる。今日も厳しい 叱咤に耐える。口で言うより結果で示してやる、と胸に刻みながら。
 リーダーをやっているとよく色々な人からこう訊かれる。「ねぇ、リーダー って何が面白くてあんなことやってるの?辛いだけじゃないの?」私の答えは 決まって「分からない。だけど何だか辞められないんだよ。」最高の応援をや り遂げ、選手の力になって勝利を勝ち取ろうというただ一つの目標のため、日 々泥くさい練習をこなす。私はこのような応援部リーダーとしての活動に不思 議な魅力を感じるのである。

チアリーダーズ2年 今野菜穂子

 今回の秋神宮は春季リーグ中に応援部を休部していた私にとって、 まさに一年 ぶりのものでした。初めのうちは忘れていたことがたくさんあり、戸惑う場面も ありましたが、野球部との懇親会を通じて、野球部二年の知り合いができたり、 思いっきり声を出して試合を応援しているうちに、最後には、本当に応援を楽し むことができました。
 秋神宮の結果は十連敗となってしまいましたが、惜しい試合もたくさんあり、 いつ応援に来てもとても楽しめるものだと思います。今シーズン応援に来てくだ さった方も、一度も来られなかった方も、是非来シーズンはお友達と誘い合って 大勢で六大学野球の応援にいらして下さい。楽しいですよ!

吹奏楽団3年 中島愛

 突然ですが、私は応援部内で神宮の宣伝を担当しています。例年、六大学の他 五大学と比べても、東大の学生席はお客様が少なく、どうも寂しいのが部員の悩 みの種です。そういうこともあり、本年度は部をあげて広報活動には力を入れて きました。本郷や駒場周辺の商店にチラシを貼って頂いたり、キャンパスで応援 のデモンストレーションをしたりしました。そうした活動をする度に、様々な方 に声をかけて頂いたり、励まして頂いたり…そうした事があると頑張ろう、とい う気持ちが一段と高まったものです。そして迎えた最終戦。いつになく沢山の( 個人的な推定では通常の2倍程度)お客様が学生席にいらして下さったのが、今 季は何よりも心に残っています。試合内容自体は、立教の上重に完全試合を達成 される、という屈辱的なものでしたが、多くのお客様と今年最後の試合を一緒に 応援できて本当にうれしかったです。来シーズンはもっともっと沢山の人に六大 学野球と応援部の魅力をアピールして、もっともっと学生席を盛り上げていきた いと思います。


あとがき
秋季リーグ戦も終わり、今年の神宮は幕を閉じました。
私達応援部は、いかなる時も野球部の力となることを目指し、一人でも多く のお客様に神宮球場に足を運んでいただきその魅力を知っていただけるよう努力してまいりました。春と秋の応援活動を通して、野球部員とともに私達応援部員も成長することができたと思っております。その成果をいかし、来年度の春にはさらなる力を発揮して野球部の支えとなれるよう、努力して行こうと思います。
最後になりましたが、私達の情宣活動をご理解下さり、ビラ・ポスターの掲示を快くお引き受けくださっている学内諸施設の皆様、本郷・駒場周辺の商店の皆様に、深く感謝申し上げます。今後とも温かく見守っていただけましたら幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
(チアリーダーズ3年 安中はるか) 



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